ワールドネイキッド・バイクライド

nakedbikeride-jonathanmaus2014年のワールドネイキッド・バイクライドの様子

毎年6月世界中で開催されるワールドネイキッド・バイクライドは石油依存社会への抗議行動。ポートランドでは毎年数千人が参加します。

Jonathan Maus/BikePortland, www.bikeportland.org

自転車に乗るときに安全のためにヘルメットをかぶるのは誰もが賛成することでしょう。が、ヘルメットの他に身に着けるものについてはどうでしょう。毎年、ワールドネイキッド・バイクライド World Naked Bike Rideに参加する裸の参加者にとって特別な装身具は必要ありません。恰好にこだわるよりも裸で自転車に乗るほうがずっと楽しいのです。

石油依存社会に対する抗議として世界中で開催される恒例のイベントで、ポートランドでは2005年6月から開催されています。ポートランドのライドには世界最大の人数が集まり、2015年には1万人が参加しました。集合場所だけが事前に告知され、走行ルートは出発まで秘密になっています。参加者はスタート地点に集まり服を脱いで、ボディペイントを施したり、あらゆるデコレーションを楽しみます。ライドの開始とともに数千人の参加者が、警察の協力により自動車通行止めになったルートを一斉に自転車で走り抜けます。緊急事態に備えて医療チームや自転車修理のスタッフもいます。

年数を重ねるにつきお祭り的な要素も加わって、ライドの終わりにはアフターパーティも開催。お祭りといっても浮かれ騒ぎだけではありません。裸で2人乗り自転車に乗る人、一輪車やリカンベントバイクに乗る人など確かに目立つ部分もありますが、イベント自体は真面目な雰囲気で、アルコール禁止であるとともに、不適切な行動は厳しく取り締まられ、皆が安全で快適にライドに参加できるように配慮されています。

非公式なモットー「as bare as you dare (お好みの裸度で)」の通り、どんな服装やコスチュームでも大丈夫。靴下と靴は履いていた方がいいでしょうし、ヘルメットやパッドはあっても邪魔になりません。恥ずかしがりの人にはマスクという手もありますし、ウエストポーチを付けていても、ここではダサいとは言われません。ただし、自動車に自転車を載せて集合場所に行くのだけはご法度です。自転車に乗っていくか、公共バスの自転車ラックに載せていくのが正解。このイベントに行くのに石油に頼っていてはいけないのです。

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