グルメのための3日間

Toro Bravoトロ・ブラボーToro Bravo。ジェイムス・ビアード賞候補ジョン・ゴーハムのレストランのひとつ

パンケーキにタイ風チキンウィング、オリーブオイル・アイスクリーム。3日間で9食、おやつをいれても、ポートランドを食べつくすには足りないくらい。さあ食べ歩きに出かけましょう。

新鮮な地元の材料と革新的なシェフのマッチング。ポートランドのレストランシーンは、他のどこにもないレシピを生み出しています。

1日目

食べ歩きに備えて、まずは朝食スポットまで歩いてカロリーを消費しましょう。ダウンタウンのオールドタウンにあるマザーズ・ビストロMother’s Bistroは、シェフのリサ・シュローダーの「母の味」を求める人々でいつもいっぱい(予約をお薦めします)。ワイルド・サーモン・ハッシュなど伝統的な料理をパシフィック・ノースウエスト風にアレンジしたメニューは、並んで待つ価値があります。

朝食後は、ウォーターフロントパークからパイオニア・コートハウス・スクエアあたりを散策して腹ごなし。ランチが近付いたら、9th Ave.とAlder St.にあるフード・カートfood cartsはいかがですか。ダウンタウンの2区画いっぱいに60軒の屋台が立ち並んでいます。バーベキュー、メキシカン、タイ、サードウェブコ-ヒーまで、ちょっとユニークなランチ体験ができること請合いです。

夕食はイーストサイドへ。今一番ホットなサウスイースト(SE)ディビジョン・ストリート.へ向かいましょう。全米ベスト・ダイニング・ストリートと評された同ストリートには、スタンプタウン・コーヒーStumptown Coffeeの第1号店や、アンディ・リッカーによるタイのストリートフードの店ポクポク Pok Pokがあります。ポクポクではスパイシーでリッチな味わいのあるナンプラー漬けチキンウィングや、上品な酸味がおいしいお酢ドリンクなどユニークなメニューがいろいろ楽しめます。周辺にはアヴァ・ジーンズAva Gene’s、ウッズマン・タバーンWoodsman Tavern(両店ともスタンプタウン・コーヒーのオーナー、デュアン・ソーレンソン経営)、メキシカンのヌエストラ・コチーナNuestra Cocina、ザイコXicoなど個性的な店が集まっています。デザートにはロレッタ・ジーンの手作りパイ、ソルト&ストローSalt & Strawのオリーブオイルや洋梨とブルーチーズのアイスクリームはいかがでしょう。

第2日目

まずは、ノース・ポートランドのテイスティン・サンズTasty n Sonsへ行って朝ごはんにしましょう。ブランチはいつも行列ができる人気なので、お早めに。ポートランドに新しい食の風を起こすシェフ、ジョン・ゴーハムが率いるこのネイバーフッド・レストランは、目玉焼きのせクロックマダムといった定番と季節のメニューが楽しめます。ダウンタウンの兄弟店テイスティ・ン・アルダーTasty n Alderでもほとんど同じメニューを提供しています。
ランチはダウンタウンに戻って、米国料理界のアカデミー賞とも言われるジェイムス・ビアード賞を2度受賞したシェフ、ガブリエル・ラッカーの料理を試してみませんか。人気レストランル・ピジョン Le Pigeonの姉妹店、リトル・バード・ビストロLittle Bird Bistroでは贅沢な素材による洗練されたフランス料理をコンフォート・フードのスタイルで提供しています。ハンバーガー&フレンチフライもお見逃しなく。

夕食は徒歩でパールディストリクトを通ってノースウエストへ(お疲れならストリートカーもあります)。ここでは、やはりジェイムス・ビアード賞を受賞したシェフ、ヴィタリー・ペイリーのペイリーズ・プレイスPaley’s Placeへ。ビクトリア調の家屋をレストランとして改装した50席の小さなレストラン。1995年の開業以来、新鮮な季節の地元食材を使った料理を提供。メニューの選択に迷ったら、おまかせコースの「テイスティングメニュー」がお薦め。天気が良ければフロントポーチでの食事もいいもの。予約をお薦めします。

深夜のおやつといえば、やっぱりブードゥードーナッツVoodoo Doughnut。ベーコン・メープルバー、紫のラベンダーをトッピングしたカラフルな「グレープ・エイプ」等々、真夜中のドーナッツ体験もポートランドらしい。オールドタウンの店舗は24時間営業。

第3日目

最終日はサウスウエスト地区にあるポートランドの老舗、ザ・オリジナル・パンケーキ・ハウスThe Original Pancake Houseでスタートしましょう。1953年に始まった全国チェーンの最初のお店がポートランドです。たとえばメニューの1つ「ダッチベビー」は巨大なふわふわのアップルパンケーキ、皆で分けられる大きさです。支払いは現金のみなので注意が必要。食後は近くのレトロなネイバーフッド「マルトノマ・ビレッジ」で、ブティックやブックストアを探索するのもいいもの。

ランチはイーストサイドに戻って、SE ホーソン・ブールバードのポル・ケ・ノ Por Qué Noへ。具沢山のタコスやボウルなど、手軽なメキシカン料理が楽しめます。昼時はとても込み合うので少し時間をずらして。

ディナーまではホーソーン周辺を散策。その後、ノースイースト地区のレストランビーストBeastへ。シェフ、ナオミ・ポメロイのつくる6コースのディナーは、毎週ファーマーズ・マーケットで仕入れた新鮮な材料によるフレンチ・インスパイアードのオリジナル料理。大きなセンターテーブルで巧みに準備された地元食材による料理を皆で楽しむのは、ポートランドの究極のダイニング体験となるでしょう。ビーストのディナータイムは6:00pm、8:45pmの2回のみ(水~土)、予約必須です。

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