グルメのための3日間

パンケーキにメキシコ料理、オリーブオイル・アイスクリーム。3日間で9食、おやつをいれても、ポートランドを食べつくすには足りないくらい。

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新鮮な地元の材料と革新的なシェフのマッチング。ポートランドのレストランシーンは、他のどこにもないレシピを生み出しています。

1日目

食べ歩きに備えて、まずは朝食スポットまで歩いてカロリーを消費しましょう。ダウンタウンのオールドタウンにあるマザーズ・ビストロMother’s Bistroは、シェフのリサ・シュローダーの「母の味」を求める人々でいつもいっぱい(予約をお薦めします)。ワイルド・サーモン・ハッシュなど伝統的な料理をパシフィック・ノースウエスト風にアレンジしたメニューは、並んで待つ価値があります。

朝食後は、ウォーターフロントパークからパイオニア・コートハウス・スクエアあたりを散策して腹ごなし。ランチが近付いたら、フード・カートfood cartsはいかがですか。ダウンタウンのポートランド州立大学付近他には屋台が立ち並んでいます。バーベキュー、メキシカン、タイ、サードウェブコ-ヒーまで、ちょっとユニークなランチ体験ができること請合いです。

夕食はイーストサイドへ。今一番ホットなサウスイースト(SE)ディビジョン・ストリートへ向かいましょう。全米ベスト・ダイニング・ストリートと評された同ストリートには、スタンプタウン・コーヒーStumptown Coffeeの第1号店や、アヴァ・ジーンズAva Gene’s(スタンプタウン・コーヒーの創立者デュアン・ソーレンソン経営)、メキシカンのヌエストラ・コチーナNuestra Cocinaなど個性的な店が集まっています。デザートにはロレッタ・ジーンLauretta Jean’sの手作りパイ、ソルト&ストローSalt & Strawのオリーブオイルや洋梨とブルーチーズのアイスクリームはいかがでしょう。

2日目

パールディストリクトを散歩しがてら(またはストリートカーに乗って)ノースウエスト地区のG-ラブG-Loveへ。「リバース・ステーキハウス」がコンセプトのこのお店は、アメリカの伝統的なステーキハウスの「肉中心で野菜が付け合わせ」の定説をひっくり返して、旬の野菜が中心のメニューに、タンパク質は脇役として登場させています。シェアスタイルの「The Works」がお勧めです。

デザートに余裕を残して、深夜営業のブードゥードーナッツVoodoo Doughnutへ。ベーコン・メープルバー、紫のラベンダーをトッピングしたカラフルな「グレープ・エイプ」等々、真夜中のドーナッツもポートランドらしい体験 です。

3日目

最終日はサウスウエスト地区にあるポートランドの老舗、ザ・オリジナル・パンケーキ・ハウスThe Original Pancake Houseでスタートしましょう。1953年に始まった全国チェーンの最初のお店がポートランドです。たとえばメニューの1つ「ダッチベビー」は巨大なふわふわのアップルパンケーキ、皆で分けられる大きさです。支払いは現金のみなので注意が必要。食後は近くのレトロなネイバーフッド「マルトノマ・ビレッジ」で、ブティックやブックストアを探索するのもいいもの。

ランチはイーストサイドに戻って、SE ホーソン・ブールバードのポル・ケ・ノ Por Qué Noへ。具沢山のタコスやボウルなど、手軽なメキシカン料理が楽しめます。昼時はとても込み合うので少し時間をずらして。

最終日のディナーはタスクTusk にて。イスラエルとモロッコ風を新鮮にアレンジした料理が中心です。エディブルフラワーを使った色鮮やかなサラダや自家製ピタブレッド、クラフト・カクテルや意外なソフトクリームサンデーなどで一日の最後を締めくくりましょう。