朝食とブランチ

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ポートランドのメジャーリーグのスポーツはサッカーとバスケットボール。それに加えて、「ブランチ」という名の試合が繰り広げられるとポートランドの人たちは言います。人気店は2時間待ちなどという場合もありますが、きちんと列を作って並び、辛抱強くテーブルを待ちます。これは話題のテレビ番組「ポートランディア」のネタにもなりました。そんなにしてまで待つ価値のある朝食・ブランチとは? ぜひポートランダーのお気に入りをお試しください。

マザーズ・ビストロ&バーMother’s Bistro & Bar: この居心地の良いダウンタウンのレストランは、昔のアメリカのママが作ってくれたような朝ご飯の店。コンフォート・フード(ホッとするような食べ物)がコンセプトで、シェフ兼オーナーのリサ・シュローダーが気軽にテーブルに立ち寄っては顧客と会話する姿がしばしば見かけられます。カリッと焼けたフレンチトースト、自家製スモークサーモン等、朝食の定番をぜひお楽しみください。週末のブランチにはリッチなテイストのエッグ・ベネディクトも登場します。 また、「Mother of the Month(今月のマザー)」メニューとして、「おふくろの味」が月替わりで登場。こちらもお薦めです。

スクリーン・ドアScreen Door: イースト・バーンサイド通りEast Burnsideのこの店の行列を見たら、圧倒されるかもしれません。でも、ここの南部料理には期待を裏切られることはまずないでしょう。フライド・オイスター・エッグ・ベネディクトや、スイートポテトワッフルの上に山盛りのフライドチキンといったボリューム満点の一皿を友達とシェアするのもいいアイデア。軽いメニューが好みなら、伝統品種のトマトやピーチのような季節の野菜や果物を使ったスペシャルメニューにトライしてみては。いずれをオーダーするにしても、サイドディッシュとしてプラリネ・ベーコンは欠かせません。

パイン・ステート・ビスケットPine State Biscuits: ノースカロライナ風のバターミルクビスケットとグレービーのファンを夢中にさせている店。ここの究極の一品はレジー・デラックスReggie Deluxeで、フライドチキン、チーズ、卵、ベーコンに、ソーセージまたはマッシュルームのグレービーがたっぷりとかかったビスケットのサンドイッチです。 Alberta St.店のほか、ポートランド州立大学のファーマーズ・マーケット内のカート、Division Street店、ノースイースト地区にはテイクアウト窓口もあります。

ブローダーBroder: サウスイーストのディビジョン・クリントン地区にある可愛い小さなカフェ。鉄製スキレットで提供するスカンジナビア料理が楽しい店です。aebleskivers(カリッと揚げたゴルフボールサイズのパフボールとリンゴンベリージャム)、またはbords(自家製スモークフィッシュ、サラミ、チーズ各種に、くるみパンと季節のフルーツヨーグルト添え)などはいかがですか?

ザ・オリジナル・パンケーキ・ハウスThe Original Pancake House: 全米に100軒以上あるパンケーキ・チェーン店の一号店。1953年にオープンしました。東京、大阪、福岡にも支店があります。パンケーキやワッフルといったシンプルな料理も手を抜かず、ふんわりと美味しく仕上げ、ホイップクリームや新鮮なフルーツを添えています。自慢の一品「ダッチ・ベビー」はグラニースミス・アップルとシナモンのグレーズのかかった途方もなく大きなパンケーキ、一人では食べきれないほどのサイズです。

スラッピー・ケーキSlappy Cakes: この人気の朝食スポットは、ポートランドのDIY文化を取り入れて客が自分でパンケーキを焼ける店。各テーブルにはグリル用鉄板がはめ込まれており、パンケーキの種やトッピングを、ラベンダーハニー、チョコレートチップ等、いろいろなセレクションから選ぶことができます。楽しく家族連れにはぴったりのレストランです。唯一の欠点は、自分で焼くパンケーキ以外のメニューにもおいしいものが沢山ありすぎて、パンケーキを食べるお腹の余裕がなくなってしまうこと。